京都市営地下鉄　コトチカ

なにげない1杯のコーヒーが
人生を豊かにできると信じて

　「大学時代の専攻は経済学。両親が鹿児島県・枕崎でさつま揚げ屋を営んでいて、卒業したら地元に戻って人材育成や経済面をサポートしたいと思っていました。」京都の大学に来るまでは、まったく想像していなかった職場を選んだ[スターバックス]の松野下さん。現在はアシスタント ストアマネージャーだが、もともと大のコーヒー好きでも、接客業志望でもなかった。なんとなく見つけたアルバイトが[スターバックス]。しかし、始めて間も無く心境に変化が訪れる。1 杯のコーヒーでどれだけお客様の心を豊かにできるか。パートナーと呼ばれるスタッフ全員で“Our Mission & Values”という指針を体現する姿勢に、いたく感銘を受けたのだそう。「アルバイト、社員の垣根なく、みんながお客様のひとときの幸せを第一に考えて、自発的に行動する。そんなポジティブな空気に触れるうち、アルバイトのない日を寂しく思うようになって（笑）。」
　現在、彼女が働くコトチカ烏丸御池店は、駅の改札内外、どちらからでも利用できる全国でも珍しいスタイル。通勤前や乗り換え途中は、スピーディな対応が求められる。「3 分でお願い！と言われることもあり、最初は驚きました。少しでも時間が短縮できるよう、お客様のお顔だけでなく、いつもオーダーされるメニューや習慣、時には名前を覚えることも。例えば、“●●さんはラテ、紙袋は不要な方”とインプットすればお客様の時間や状況など、ニーズに合わせた対応が素早くできますから。」　また、隔月で実施しているイベント『ママカフェ』では、ディカフェや色々な種類のアレンジコーヒーの楽しみ方など日々研究したものを紹介している。彼女を中心に店舗では「妊婦さんや授乳中のママ、どなたにも楽しんでいただけるサービスを目指しています。新しい情報をどんどん発信する『ママカフェ』、興味があれば参加してみてくださいね。」