京都市営地下鉄　コトチカ

「お客さま一人ひとりに合わせた
ベストな施術を心掛ける」

　疲れた体をもみほぐすボディケアや足裏の反射区などにアプローチするリフレクソロジーなど、リラクゼーションサービスを提供する［ラフィネ］。駅に直結しておりオフィス街の中心に位置する四条駅店では、仕事帰りなど疲れをため込んだ人が多く訪れる。そんなお客さんから施術の腕前と丁寧な接客で信頼を集めるのが、セラピストの西村美里さんだ。
　「美容の専門学校を卒業し、前職はエステティシャンとして働いていました。店では機器を扱うことが多く、学校で学んだオールハンドの施術の技術をより活かせる仕事がしたくて２０２０年に［ラフィネ］に入社しました」と西村さん。施術の効果をお客さんの反応ですぐに感じられるのも、この仕事の魅力だという。
「明らかに疲れた様子で来店されたお客さまが施術後に顔色が良くなったり、声のトーンまで変わったり。『体が楽になった』『来てよかった』と言われると嬉しいですし、自信に繋がりますね」と笑顔を見せる。

　セラピストの指名には追加料金がかかるが、月に約１００人担当するお客さんのうちおよそ40人がリピーターとして西村さんを指名するそう。「ゆっくりじっくりほぐされるのが好きな方もいれば、ぐいぐいと強めの圧が好きな方もいらっしゃいます。ですので、好みの加減を見極めながら、体の状態に合わせて施術を行っています。また施術中に会話を楽しみたい方や寝たい方など、お客さまによって求めるものはさまざま。心地よく過ごしてもらうために、通っていただいているお客さま一人ひとりのデータが頭の中に入っています」と指名が多いのも納得の西村さんだが11月からは現場を離れ、新たな挑戦が始まるのだとか。
　「今後はエリアマネージャーとして、運営のフォローやセラピストのサポートを行います。３年半の現場経験を活かし、セラピストに寄り添える存在になれたら。そして今度は裏方として、心地よい施術を受けられる場所づくりに貢献したいです」。