京都市営地下鉄　コトチカ

「とっても、おいしかった」
その一言がなにより嬉しい

　仕事の合間やお買い物の帰り道、気軽に立ち寄りやすい「コトチカ四条」内。地下２階の［星乃珈琲店 コトチカ四条店］で働く海野 南々美さんが、［星乃珈琲店］の存在を知ったのは学生時代。祖母と一緒に「新しいお店がオープンしたから行ってみよう！」と、 ［星乃珈琲店 大津真野店］ を訪れたのが初めてだった。「その時に食べた、ハンバーグプレートがとってもおいしくて。お店の雰囲気も良いなぁって、ずっと印象に残っていたんです。」 晴れて ［星乃珈琲店］に就職してからは、そのおいしさを提供する側に。ホールでの接客のほか、コーヒードリップやフードの調理を担当する日もある。「全国どのお店で食べても、いつ食べても、変わらぬおいしさであることが大事。特にマスターするのが難しかったメニューは、〝洋食屋さんのオムライス〟ですね。半熟すぎても、焼き色がついてしまってもダメ。ふんわり玉子でケチャップライスが包めるようになって、先輩に褒めてもらった時は、本当に嬉しかったです。」
　今春から３年目、日々の業務を覚えるのに必死だった新人のころと比べて、いろんなことが俯瞰で見えるように。最近ではシフトを作ったり、書類を作成したり、スタッフ全体をまとめる業務も増えてきた。「伝えるべきことはハッキリと言いますが、できるだけ褒めることを見つけて、チームワークよく仕事ができる環境を作りたいです。」
　日々の気づきはメモに書き留め、より良い接客、心地よい空間づくりをめざす海野さん。この仕事を選んでよかったな〜とうれしくなる瞬間は、お客さまから「おいしかった」という言葉をもらった時だそう。「一日のうちの貴重な自由時間を過ごす場として、当店を選んでくださっていることに感謝して。料理やコーヒーがおいしいことはもちろん、お待たせすることがないよう、一分、一秒でも早くご提供したいといつも思っています。」